元警察官が語る警察学校とは

こんにちわ。りゅう吉です。

 

 今回は、元警察官の私が

警察学校はどんなところ?

怖いところ?

厳しいところ?

教官はどんな人

など、警察官を目指している人が気になっていることをお伝えして不安を少しでも解消することができればと思い書いています。

 そして、警察官になるために私が行った勉強レーニング方法などそこも詳しく書いて行きたいと思います。

 

・警察官にはなりたいけど自分には無理なんじゃないか
・警察学校に行くのが怖い
・頭が悪いから警察官になりたいけどなれない
・運動が苦手、病気を持っているから警察学校での厳しい訓練にはついていけない                    

 

そう思っているあなたの不安を少しでも解消できたらと思います。

 

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警察学校ってどんなところ?

 まず、警察学校とは警察官を教育・訓練する機関です。その名の通り、警察官のための学校です。
 間違えてはいけないところは、警察官になるための学校ではなく、警察官になったものが現場に出るまでの間、法律や業務のこなし方、訓練などを教わる場所になっています。
 
 大卒であれば約半年、高卒であれば約10ヶ月警察学校に行くことになります。
 その間は、警察学校の寮に泊まりながら過ごしていくことになると思います。私のいた場所では基本的には外泊禁止休日に外出するにも許可が入り、どこに何をしに行くかなどを簿冊に書いてからではないと外出ができませんでした
 
 しかし、これは都道府県や時代によっても違うみたいなので、あそこの都道府県は週末休みらしいよ。などの噂は学生時代よく話していました。

 警察学校の1日

 朝は6時半から点呼、警察体操、ランニングがあり、その後、寮ごとに別れて朝食、掃除などを行っていました。

 

 朝食の後は部屋に戻って、授業の準備やちょっとした空き時間があり、その時間に歯磨きしたり、トイレに行ったりしていました。
 
 そして、授業はHRから始まり担任教官から連絡などがありました。この時間に前日のミスした人の連帯責任をみんなで受けたこともありました。 
 
 HRの後は、授業が始まります。高校のような数学であったり英語はありません。その代わりに、犯罪捜査や生活安全、交通などの授業があります。この中では、書類の書き方や、条文の説明、判例などを教えてもらうので、入学前に予習などをしておく必要はありません。
 
 しかし、私自身、漢字はもっと知っておくべきだったなと入学後思いました。
 その理理由は、学校中は書類を全て手書きで記述します。そして、現場に出てからも、交通の反則切符などは手書きです。その際に、相手から名前の漢字を聞く際にかけないと恥ずかしいです。
 
 授業は、座学だけでなく、訓練や術科と呼ばれるものがあります。
 この辺は下記でお伝えします。
 
 授業が終わると、ここからは自由時間です。お風呂に入るもよし、ご飯を食べるもよし、自主体力錬成するもよしの時間になります。
 
 しかし、教場当番と呼ばれる日直のような仕事に当たっている時や、使役と呼ばれる係や委員会のような仕事に当たっている際は、この仕事をしなければいけません。
 
 後、その日の授業で指導を受けた際、指導を受けた教官と担任教官に謝罪にいかなければいけません
 
 まず、前提として、教官室と呼ばれる部屋に入るのは悪いことをしていなくても死ぬほど緊張します。そして、入室要領と呼ばれる入り方や、何を話すか考えてから入らないといけない為、めちゃくちゃ緊張します。
 
 その教官室に行き、わざわざ怒られにいくのですから、一日一回でも指導を受けたら憂鬱になりますね。
 
 しかし、一回も怒られずに卒業する人なんて一人もいません
 むしろ、あまり怒られない人より、すごいたくさん怒られている人の方が教官に気に入られたりするので、ぜひたくさん怒られてください
 私も、卒業までに大小合わせて100回は怒られてますが、最後らへんはもう怒られ慣れもして、怒られた分、卒業の感動も多かったと思います。
 
 そして、その後は掃除、点呼があり、一時間ほどの自由時間があり、1日が終わるという流れです。
 
 

訓練の内容は?

 訓練の内容は、大きく分けて4つあります。

 

体力錬成

 まず一つは、体力錬成です。最初の頃はひたすら体力錬成をします。しかし、入って思いましたが、そんなにきついことはしません。警察学校に入学している人も当然得意不得意がることを、教官たちは知っているので、体力的にしんどいことはあまりなかったと思います。

 

 それよりも、精神的に辛いものがあります。具体的にいうと、ゴールのないランニングでゆっくり走ったり、腕立て伏せの体制で腕を曲げずにずっと耐えるというものがありました。

 

 実際ランニングもそんなに早くないし、腕立て伏せの体制も曲げることがなければ意外に耐えれますが、精神的に辛かった気がします。

 

警備実施

 二つ目は、警備実施です。

 警備実施とは何かというと、簡単にいうと機動隊の訓練になります。出動服という服を着て、安全靴のような重いブーツを履いて、重さ7キロの盾を持って走ったり、体形を作ったりします。

 

 まず出動服が長袖長ズボンで軍手をつけ、靴の中にズボンを入れるので夏は死ぬほど暑かったのを覚えています。

 

 しかし、この訓練は体力錬成がある程度終わってから行うので、入学当初に比べて体力が増えているので、それまでの訓練を手を抜かずに頑張れば大丈夫です

 個人的には、この訓練が一番しんどかったです。

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柔剣道と逮捕術

 三つ目は、柔剣道と逮捕術です。

警察学校の中で、柔道か剣道のどちらかの初段を取らないといけません

 

 しかし、警察学校に入る人は未経験の人も多く、経験者は優遇されるので、有段者はラッキーくらいに考えてもらって大丈夫だと思います。

 

 先生は、厳しいですが運動部の先輩のような感じで、稽古中は厳しいですが、頑張っていれば普段の生活は優しいです。

 個人的には、剣道の先生の方が厳しかったイメージです。

 

 逮捕術というのは、警察官ならではの、逮捕、制圧する為の訓練です。

最初は、パンチや蹴りの方法、二人一組になり護身術などを教えてもらいます。

日が経つと、次は防具をつけて殴り合いのような授業があります。

 

 競技は、素手、警棒、短刀の種目があり、それぞれ殴り合い、叩き合いがあります。

 ルールとしては剣道のように先に一本を取れば勝ちという感じです。

 個人的には、しんどかったですが合法的戦えるという面では楽しかったです。

 

 アドバイスとして、逮捕術が弱い人はビビリな人が多いです。殴られるのも怖がる人もいますが、弱い人は殴るのが怖い人です。

 確かに普段の生活で殴ったり蹴ったりすることがないと思うので怖い気持ちもわかりますが、自分も相手も防具をつけているので、思いっきりぶっ飛ばして大丈夫です

 

 

教練

 4つ目は、教練です。

 教練とは、警察官としての正しい服装や隊形変換、装備品の通常点検のやり方などを教えてくれる授業です。

 

 これだけ聞くと全然楽そうに聞こえますが、私自身一番苦悩した授業です。

 

 何が辛いかというと、まずこの授業を受けるために、制服にシワ一つないようにアイロンをかけ、ズボンはプレスをし、靴もピカピカになるまで磨かないといけません

 この作業が警察学校の寮生活の中で一番めんどくさい作業になります。

 

 せっかく、頑張ってアイロンをかけ、靴も磨いたのに、クラスの誰かが一人でもできていなかったら、連帯責任で走らされたり、筋トレしたり、死ぬほど怒られ謝罪に行くことになったりしなければなりません。

 私自身も、在学中に怒られた半分くらいは教練のせいだったと思います。

 

察官になるための勉強方法

 警察官になるまでに私が行った勉強方法と、入学した上でこの勉強をしておけばよかったな。と思うことの二つを紹介します。

 

前提として、私は高卒でⅢ類という簡単な試験で合格してます

 まず、実際に行った勉強は、参考書を解きまくるだけです。前提として、私は予備校や塾などは行ったことがありません。

 お金もそんなになかったので、本屋に行って参考書を買って解きまくりました。

 しかし、

 警察官になリたいけど、勉強苦手だし、諦めよう… 

そう思った人は、安心してください!

警察の勉強は、高校までの5教科と、法律の問題、そして、判断推理と数的推理というものがあります。

 そして、その判断推理や数的推理を解くことが一番大事だと私は思います。

 

 判断推理、数的推理とは何かというと、簡単に言えば謎解きやクイズに近いんじゃないかなと思います。問題を解くことが楽しいです。

  

判断推理の例  ある事件の犯人としてA〜Eの5人の容疑者が取り調べを受け、次のように供述した。

A:私は犯人ではない。
B:Dが犯人だ
C:Bこそ犯人だ
D:Aは本当のことを言っている
E:Bは嘘をついている

このうち、一人が嘘をついていることがわかった。犯人は5人の誰か。ただし、犯人は一人だけであるとする。

 

このような問題です。通常の教科ができなくても、頑張れば解けそうじゃないですか?

 

正直、私は商業高校出身で、5教科は習ってない問題も出ましたし、英語なんて普通にわからなかったです。

しかし、判断推理と数的推理を100点にした自信があります。それは解くのが楽しかったからです。

なのでぜひ参考書で勉強してみてください。

 

 

 

 

次に、入学してからやっておいたらよかったと思うことは、漢字です。

 

漢字で悩むことは、学校中も交番勤務中も何度もありました。

上記にも書きましたが、在学中の勉強は主に書類作成などを手書きで書きます。

書き方は合っているのに、テストで漢字が書けなくて点数取れないのはもったいなさすぎます。

なので、漢字をぜひ勉強してみてください。

 

 

 

 

 

 

警察官になる為のトレーニング法

 
 警察官になる為のトレーニング法は、筋トレとランニングで十分です。
 
 上を目指す人は、懸垂などもしていれば体力測定で目立つことができますが、そこまで目指していない人は、ある程度の筋トレとある程度のランニングで十分です。
 
 しかし、流石に腕立て伏せを10回くらいしかできないや、ゆっくり10分走ったら肩で息をしてしまう。これは、流石にやばいと思います。
 
 体力試験で落とされそうだし、もし入れたとしても警察学校は基本連帯責任のため周りから嫌われます。 
最低でも、腕立て伏せは20回ランニングはゆっくり20分は走れるようにしておきましょう。
 しかし、今まで筋トレやランニングをしてこなかった人もいると思います。その人は、ちょっとづつ努力していきましょう。それでも頑張れない人や、太っていてそもそも頑張れない人は、私の過去記事を貼っておくので、それで少しずつ努力してみましょう

 

 

ryukithi.hatenablog.com

 

以上になります。これから警察官を目指す人は頑張ってください!

 

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