【警察官になりたい人必見】警察官のきつい仕事5選

こんにちは。りゅう吉です。

 

 今回は、

警察官のきつい仕事5選
を紹介していきたいと思います。
 
 警察といえば、
 
  • かっこいい
  • 給料良さそう
  • 事件を解決してみたい
 
というイメージもあれば、
 
  • きつそう
  • 嫌われてる
  • 縦社会が厳しそう
 
など、マイナスのイメージがある人も多いと思います。
 そのため、元警察官の私が当時感じていた、仕事の本音を書いていきたいと思います。
 
 正直言って警察の仕事は、
きついです。
 
しかし、当然会社員の方々もきつい仕事があり、個人の感じ方の差もあると思うので、会社員よりきついとは言い切れませんが、逆に、警察にしかわからないきつい仕事を紹介していきたいと思います。
 
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 交通取締とは、交通ルールの違反者を取り締まる活動です。
 
 この仕事の何がきついかというと、市民の方からの苦情や文句を直に聞かされるというところです。
 私は、関西の都道府県で勤務をしていたため、関西弁できついことを言われることがめちゃくちゃ多かったです。
 警察は、「ノルマがある」や、「違反者が治める反則金は、警察の給料になる」などと言われることもありますが、まったくのデマです。
 
 ノルマはないですが、警察官にも「一日何の仕事をしていたか」という仕事内容を明確に示す必要があります
 
 職務質問をして、犯罪者を捕まえたらいい話ですが、そう簡単に犯罪者を捕まえられるわけではありません。巡回連絡やパトロールをして防犯活動をしても、その人が「パトロールをしたから犯罪が減った」という根拠がどこにもありません。
 
 しかし、交通切符を1日数枚切れば、最低でも違反者を取り締まったという証拠が切符の数という目に見える形でわかりますので、上司や人事の人たちにアピールしやすいという面があるのは事実です。
 
 直属の上司は、その部下を指導するという管理職になるため、上司に見える形で仕事をしたと伝えるためには、切符を切らないといけません。
 
 反則金が給料になるというのは全くのデマです。
 
 それが給料になるのであれば、切符だけしかしないと思います。反則金は、反則通告センターというところで管理され、道路標識や、信号などに当てられていたと思います。なので私たちには全く関係ありませんでした。
 
違反者の中には、違反する気で違反している人と、たまたま気づかずに違反をしてしまった人がいると思います。
 そのため、警察官も違反をした人も多いし、自分たちの周りに違反した人も当然います。そのため、切符をきられる腹立たしさや、むかつく気持ちもわかった上で、人から嫌われる仕事をしなければならないというのは、しんどかった要因です。
 
 

② 死体処理

 
 死体処理とは、その名の通り死体を処理する仕事です。
 
 殺人事件や、特異な理由での自殺などは、ニュースなどで取り上げられますが、皆さんの知らないところで人はものすごい数亡くなられています
 
 自殺や孤独死、事故などあらゆる理由で人が亡くなられていますが、その度、死体を処理するのは警察官の仕事です。
 
 正直、まだ綺麗な死体や、言い方は悪いですが、亡くなって間もない方の死体は、最初は抵抗があるものの慣れれば全然平気です。
 しかし、一番きついのは、発見が遅れ、腐敗が進んだ死体です。
 
 何がきついって、匂い見た目です。
 
 まず、匂いは、いわゆる死臭と呼ばれるもので、表現方法がなくうまく伝えられませんが、個人的にあれ以上の匂いは匂ったことがありません
 
 私は、ティッシュを両方の花の中に詰めて、マスクを二枚つけた上で、口呼吸していても臭く、死体処理の仕事が終わった後でも服や体を洗わない限り、ずっと臭いので、帰りの電車は周りにも気を使っていました。
 
 見た目も腐敗が進むとうじ虫が沸き目や鼻の中から出てきたり、背中の下から湧いたりしています。
 他にも、水死などは体が緑色に変色しており、不気味な感じになり、今でもその死体の顔を忘れることができないくらい衝撃的でした。
 
 

③ 精神病や認知症の人への対応

 これは、正論や一般論が通じない人への対応がとても大変でした。
 
 例えば、精神疾患を患っている方が、「マンションの隣に部屋の人から光線銃を向けられている助けてくれ」と言った内容がありました。しかし、隣の部屋に確認すると「もう何年も前から、その苦情を受けているが、何もしていない。むしろ、他の住民に私たちが悪い奴らだと言いふらされて困っています。」という事案がありました。
 
 調べると隣人は本当に何もしていない普通の家庭であることがわかりました。そのため、通報者の方に、「隣の人は何もしていないですよ」と伝えに行ったら「警察は私が困っていても何もしてくれない」などと文句を言われたことがあります。
 
 逆に、どうしたらいいんですか?と聞き返してあげたいですが、パトロールを強化することで納得していただきましたが、どうしょうもないですよね。
 
 こういう事案が山のようにあります
 他にも、「お化けが私を襲ってくる」や、「政府が私を殺そうと計画している」などもありましたが、警察は何でも屋でもなければ霊感があるわけでもないし、なんでもできるわけではないのでこの対応には非常に困りました。
 
 病気なので仕方がないと思いますが、文句を言われてもどうしようもないので、警察官で合っても腹が立つときも当然ありました。
 そして、その中に本当に事件につながるものもあるので、決めつけや、おざなりにもできないということもあり、時間や労力をものすごく使う事案です。
 

④ 暴走族や悪ガキへの対応

 
 暴走族やバイクに乗った悪ガキは、警察をみた瞬間ものすごく煽ってきます
 
 しかし、緊急執行というサイレンを鳴らして追いかけることができるのは、パトカーや白バイなどだけで、自転車や単車の地域警察官は信号も守らないといけません。
 
 相手は、信号や周りの人を関係なく暴走するので追いかけることもできずに、ただ煽られて、ムカついたり、何もできない自分に腹が立ったりしていました。
 
 当然、ナンバーや、カメラを使って操作をしますが、違反などに関しては現行犯でないといけないため注意しかできず、根本は解決できませんでした。
 それが無性に腹が立ちました。
 

⑤ 書類作成

 
 書類作成とは、その名の通りですが主に捜査や何かの手続きをする際に作成する書類です。
 
これの何が辛いのかというと、全てに作成要領があり、事件によって何が大事か、全て事実か、などを早急に書く必要があります。
 
 喧嘩の現場に行って、喧嘩を止め、手が出ていたところを確認し、傷害事件として現行犯逮捕した時など、喧嘩の現場で冷静に後々の書類作成でいることも頭で考えながら喧嘩を止め、現場についた時間や、逮捕した時間などもメモっておき、基地局と呼ばれる警察署で無線をとっている上司にも状況を報告しなければならないので、結構ハードなことをした後に、作成しなければなりません。
 
 そしてそれが夜中だと眠い目を擦りながら誤字脱字がないかなども確認して、上司や刑事課へ店に行くと何度も訂正などが入ったり、作成する書類もいくつも作成しなければいけません。
 1日ハードな仕事をしていた後に夜中に書類作成はしんどすぎた思い出があります。
 

最後に

 
 今回は、きつい仕事を紹介しましたが、当然やりがいのある仕事も多いです。
職務質問から犯人を逮捕したときは、最高に感動します。
 
そういういいところもあるので、今後そういうものも書いていこうと思います。
もし、警察になりたいと思っている方は、今回の記事だけをみずにそちらの記事も見ていただいた方がいいと思います。
 
 また、こういう経験は警察官にしか味わうことができない経験です。
どこで話してもみんな食いつくように聞いてくれます。
話のネタとしてはもってこいなので、一度経験するのもありだと思います。
 
今回は、これで終わります。ありがとうございました。
 
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